白子町のカフェ「cafe SOIL(カフェ・ソイル)」(白子町南日当)が9月23日、オープン1周年を祝うマルシェを開いた。
直前に接近した台風25号の影響で開催も危ぶまれたが、当日は8店が出店。
同店は2025年9月22日、白子町の地域おこし協力隊員として活動する中大路彩子さんが、地域共創の拠点となることを目指してオープンした。1年を振り返り、中大路さんは「店を通して人との関わりやつながりが少しずつ広がっていくことを実感した」と話す。
今回のマルシェは一般公募ではなく、この1年でソイルを通じてつながりが生まれた作り手や生産者に、中大路さんが一人一人声をかけて実現した。スパイスカレーやビーガン料理、焼き菓子などの飲食店に加え、白子町産の野菜や果物、手工芸品やアート作品なども並んだ。
手描きアート作品を展示・販売した「umisora_art(ウミソラ・アート)」の田中優子さんは、コーヒーを飲みに通ううちに中大路さんと会話を重ね、今回の出店につながったという。「気づけばソイルのファンになっていた。創作活動を知ってもらい、こんな風にがけいただけたのがうれしかった」と振り返る。
同店をよく利用するという窪田真伍さんは「白子町にはあまりカフェがなかったので、できてすごくうれしかった」と話す。「ケーキがおいしくてご褒美的に買わせてもらっている。これからもずっと店を続けてほしい」という。
開業時に掲げた「地域共創の拠点にしたい」という目標について、中大路さんは「まだ『拠点になれた』と言える段階ではないが、少しずつ近づいていると感じる」と話す。地元飲食店とのイベントや地域の食材を使ったメニュー、作品の展示・販売、レンタルスペースとしての利用など、同店をきっかけに人や活動がつながる場面が増えてきたと言い、「私一人が何かを提供する場所ではなく、さまざまな方が自分の得意なことや思いを持ち寄り、新しいことを一緒につくれる場所にしていきたい」と2年目を見据える。