食べる 暮らす・働く

多古町に地域交流カフェ「えんがわカフェ」 協力隊3人が空き店舗活用

地域おこし協力隊3人で運営

地域おこし協力隊3人で運営

 多古町の商店街に8月31日、地域交流とチャレンジショップの機能を兼ねたカフェ「えんがわカフェ」(多古町多古)がオープンした。運営するのは同町の地域おこし協力隊員3人。

地元野菜も

[広告]

 人口約1万3000人の多古町は成田空港に近い一方、鉄道がなく車社会が進み、商店街を歩く人の減少が課題となっている。新店舗は、商店街が交わる角地にあった空き店舗「旧吉岡青果店」を活用した。店内はパレットや譲り受けた棚、マガジンラックなど、地域住民から提供された不用品を再利用しながら、協力隊員や地域の人たちが手作業(DIY)で改装した。

 地域おこし協力隊の一人、加藤唯斗さんは2024年4月に木更津市から移住。ふるさと納税業務を担当する傍ら、任期後を見据えた活動拠点づくりを模索していた。同じく協力隊の笠川和憲さんは観光・まちづくりを担当、デザイナーとしても活動中。小倉真紀さんはSNS・広報を担当、同町で「自学塾たのまな」という学習塾を運営している。

 店名の「えんがわ」は、日本家屋にある縁側が持つ「中でもあり外でもある」あいまいな空間の性質にちなんだ。加藤さんによると、こうした境界の緩やかさが、「これまでつながらなかった人や物事を自然に結び付ける場になれば」との思いを込めたという。席数は30席。

 ドリンクメニューは、コーヒー、お茶(以上500円)、りんごジュース(300円)、しそジュース(500円)の4種類。店内には電子レンジやオーブントースターも備え、周辺飲食店の弁当や出前の持ち込みも受け入れる。

 チャレンジする人を応援するための棚オーナー制度や、レンタルスペース、シェア屋台の貸し出しも始める。その他、試作品作りから委託販売、期間限定の店舗営業へと段階的に挑戦できる仕組みを整え、秋にはレーザー加工機やTシャツプリント機を備えた「ものづくり工房」を整備予定で、順次、シェアキッチンなどへの機能拡張も目指すという。

 開業資金は、クラウドファンディングで2月~3月に協力を呼びかけ、目標の150万円に対し113人から122万2,800円の支援を集めた。加藤さんらは、こうした挑戦の積み重ねが商店街の空き店舗解消につながることを目指している。

 営業時間は、月曜=7時~18時30分、火曜・木曜=10時~18時30分、金曜=10時~20時。土曜・日曜はイベント開催日のみ営業。水曜定休。駐車場4台。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL