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山武・寒菊銘醸で限定ビール仕込み最終段階 直営ビアバーの2周年祝う

限定ビールに自信を見せる松尾さん

限定ビールに自信を見せる松尾さん

 寒菊銘醸(山武市松尾町)が手がけるクラフトビールブランド「KANKIKU BREWERY(カンキクブルワリー)」が、直営ビアバー「TAP ROOM 99(タップルーム・ナインティナイン)」(千葉市中央区)の2周年を記念して、9月4日に発売する限定ビールの仕込みの最終段階に入った。

ホップをふんだんに使った「99 HOPPY LAGER」

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 寒菊銘醸は140年続く酒蔵で1997(平成9)年からビール醸造に取り組んでいる。

 TAPROOM99は、千葉駅近くで自社のビールをいつでも飲める場所をつくろうと2024年にオープンした。九十九里地域とのハブになることを目指し、メニューには九十九里を感じられる旬の食材を使い、素材の味を生かしたシンプルな味付けで提供する。海辺に立つラウンジを意識した店内には、ビール好きだけでなく、若い女性やカップルなど広い世代が訪れるという。

 2周年を記念して醸造しているのは「99 HOPPY LAGER(キュウキュウ・ホッピーラガー)」。今は仕込みを終え、間もなくたる詰めを迎える。ベースとなる定番ビール「99 LAGER(キュウキュウラガー)」は、2月に行われたビール審査会「JAPAN BREWERS CUP 2026」淡色ラガー部門で入賞した実績を持つ。

 醸造の最高責任者であるヘッドブルワーの松尾和彦さんは「ホップをふんだんに使い、華やかな香りに仕立てた。後味のすっきりとしたビール。食事とビールを交互に楽しんでほしい」と話す。松尾さんは山梨県のブルワリーで腕を磨き、2024年に寒菊銘醸に加わった。食事に寄り添う繊細な味わいを大切にしており、ラガーやピルスナーの醸造を得意とする。

 同店2周年イベントは9月4日~6日に開催予定。99 HOPPY LAGERの開栓や限定フードの提供に加え、松尾さんのトークイベントなどを予定している。

 ビールをより多くの人に知ってもらうため名付にもこだわりがある。定番シリーズはスタウトやピルスナーといった英語の名称を用いる一方、オリジナルビールには「まどろみ」「波のまにまに」といったユニークな日本語の名前を付ける。松尾さんは「ビールへの入り口として、お客さまに親しみを持ってもらいたい。日本語の名前なら日本酒蔵が手がけている背景も説明しやすい」と説明する。

 ブランドの認知度は千葉県内では広がってきたものの、全国的にはまだ発展途上だという。今後は県外への展開にも積極的に取り組む考え。

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