九十九里町観光協会が7月24日、九十九里浜の真亀海岸(不動堂)で「地引き網大会」を開いた。主催者発表によると470人が来場した。
同大会は、江戸時代から地引き網漁が盛んな九十九里浜の伝統的な漁法を現代に伝える体験企画として、同協会が毎年開催している。過去には100人以上の参加者を集めたこともあるといい、今回はそれを大きく上回る規模となった。
会場には親子連れの姿が目立った。佐倉市から小学1年生と2歳の子どもを連れて参加した家族は地引き網への参加が初めてだったといい、父親は「海には結構遊びに来るが、地引き網は初めて。夏休みの良いイベントになった」と話していた。「重かったが、サメが釣れているのかなと思って引っ張っていた」と振り返り、実際に小型のサメが多く網にかかっていたことに驚いた様子だった。家族はこの日、イワシやカマス、サバなどを持ち帰り、自宅で「なめろう」にして味わう予定だという。
同協会の石橋豊和会長は「これだけ人が集まってもらえるとは思っていなかった。想像の倍以上来ていただいた」と手応えを明かす。捕れた魚の量は例年に比べて少なかったとしながらも、「魚は少なかったが、皆さんに楽しんでいただけたのでは」と満足感をにじませた。網を引いた子どもたちについては、「一生懸命やっていた」とし、「地引き網を見られるということ自体、なかなかできない経験。それを見て何より楽しんでくれたことが良かった」と振り返る。
同協会は来年以降も大会を毎年開催する方針。来年に向け地元の子どもだけでなく町外・県外からの参加も呼びかける。