九十九里一帯を舞台に、サーフィンやスケートボードなどのアクションスポーツ、地域交流、次世代育成をつなぎ、地域活性化を目指す一般社団法人「Dream&Hope(ドリーム&ホープ、略称D&H)」(大網白里市南今泉)が7月21日に設立された。
同法人は、地元でクラフトビールを製造する大木健太郎さんが設立時の代表理事を務め、設立時理事3人を含む計4人体制で発足する。大網白里市の地域交流拠点「Rusty Nest(ラスティネスト)」で開かれてきたクラフトビールイベントやサーフィン交流をきっかけに集まったメンバーが、法人化を目指してきた。設立時理事には、大木さんのほか千葉惣治さん、高山茂勝さん、山口智さんが名を連ねる。
構想の出発点には、千葉さんが長年サーフィン大会を見続ける中で抱いてきた課題感がある。かつての大会は海外渡航チケットなどの賞品を用意し、サーフィンの上達を目指す多くの選手が出場していたが、近年はこうした熱気が薄れてきたと千葉さんは振り返る。一方、審判(ジャッジ)やライフガードの確保など大会運営にかかる費用は上昇しており、大会そのものの継続が難しくなっているという。こうした状況を受け、企業からの一方的な協賛だけに頼るのではなく、地域の事業者を応援しながら、その売り上げの一部を大会や地域活動に還元する仕組みができないかと考えるようになった。ラスティネストブルワリーが対象年間売り上げの1%を還元する「1% for the Surf基金」の構想も、この発想から生まれたという。
「ぷらすわん」がラスティネストの運営を担う事業会社であるのに対し、D&Hはアクションスポーツや地域イベント、次世代育成を通じて人と地域をつなぐことを目的とする別法人と位置付ける。活動対象は大網白里市にとどまらず、九十九里町、東金市、白子町、一宮町など九十九里一帯に広げていく方針。
D&Hの初年度の実践事業として、移動式スケートランプを制作し、10月3日に「Dream & Hope Oktoberfest 2026」をラスティネストで開催予定。制作費などを募るクラウドファンディングも8月8日から行う計画。