九十九里町の漁師・高山茂勝さんが代表を務める茂丸(九十九里町不動堂)が現在、九十九里浜に生息するイワガキの価値発信と漁業の担い手育成に取り組むため、クラウドファンディング(CF)で協力を呼びかけている。
高山さんは九十九里浜で生まれ育ち、30歳から手かき漁に本格的に取り組んで約16年のキャリアを持つ。漁獲から販売・食べ方の発信までを一体的に手がける中で出合ったのが、重さ1キロを超える大型のイワガキだった。
一方、漁業の現場では高齢化と後継者不足が進む。こうした現状を踏まえ、「一次産業を稼げる仕事にする」「漁師を憧れられる職業にする」ことを目標に5月15日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」でプロジェクト「九十九里浜から、もう一度。幻の牡蠣(かき)と漁師を守るプロジェクト」を立ち上げた。
プロジェクトでは、九十九里浜産のイワガキ・ハマグリのセット発送をリターンとして用意し、その収益を漁師の育成や地域漁業の持続的な発展に充てる計画。ネクストゴールの300万円を達成した場合には、漁師が海に潜り潮を読む「漁師の一日」を映像化し、ユーチューブなどを通じて広く発信することも構想している。
高山さんは「日本の一次産業を稼げる業種にしたい。常に商品の価値を高めることを考えていきたい。漁師の未来を構築していければ」と力を込める。
プロジェクトは開始から8日間で当初の目標金額100万円を達成。ネクストゴールとして300万円を目標に、6月15日まで協力を呼びかけている。