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九十九里・豊海小で郷土芸能鑑賞会 獅子頭やしの笛に触れ伝統継承を身近に

獅子舞(写真提供=福田玲美)

獅子舞(写真提供=福田玲美)

 九十九里町・豊海小学校(九十九里町不動堂)で6月2日、全校児童を対象にした郷土芸能鑑賞会が行われた。粟生納屋(あおなや)獅子連が訪れ、地域に伝わる獅子舞を披露した。

獅子舞の動きに笑顔があふれる(写真提供=福田玲美)

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 同取り組みは、児童が地域に伝わる伝統芸能の歴史や文化を身近に感じることを目的に実施。今年は粟生納屋獅子連が獅子舞「平神楽」を演じたほか、獅子頭などの道具や、おはやしに用いるしの笛・太鼓・摺り鉦(すりがね)に児童が実際に触れる体験も行った。

 粟生納屋獅子連は、粟生岡(あおおか)・粟生新田(あおしんでん)・粟生納屋の3地区から成り、約40人の会員で構成。2月の面足(おもたる)神社祭礼や4月の九十九里町海開き式、3年に1度開く九十九里町郷土芸能まつりなどで獅子舞を奉納しており、同校での鑑賞会への参加は今年が初となった。

 同獅子連会員の戸村洋教さんは小学3年生から40年以上にわたって在籍し、現在はおはやしの太鼓を担当している。「少子化が進む中、このような機会で興味を持ってもらえるのはとてもありがたい」と話す。

 獅子舞を披露した最年少・中学1年の中村陽太さんは、父が同獅子連に在籍していたことをきっかけに小学生のときに獅子舞を始めた。「新しく人が入ることで、これからも獅子舞が続いてほしい」と話す。

 同じく獅子舞を演じた松本一心さんも「父に連れられ小学生のときに獅子舞を始めたが、今は自分から率先して続けている。20代の会員から教わり若手が引き継いでいる」と話し、技術と精神の世代間継承を担っている現状を明かした。

 同校の三ツ本勝校長は「郷土芸能が身近なところで引き継がれてきたことを知り、自分の故郷を大切にするきっかけにしてほしい。一人でも二人でも興味を持ち、伝統を引き継いでくれたら」と期待を込める。「埋もれた文化や芸能をこれからも紹介していきたい」とも話し、今後の継続的な取り組みへの意欲を見せる。

 同獅子連が参加する「九十九里町郷土芸能まつり」は10月24日・25日の2日間、同町・片貝小学校(片貝)体育館で開催予定。

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