白子町の特別養護老人ホーム「はまひるがお」(白子町古所)で6月21日、健康プログラム「IKIGAI『生きがい』ドリームCUP」の本大会が開かれた。
ボディーメークコンテスト出場経験のある医師のみが所属する団体「筋肉医局」(東京都世田谷区)との共同企画。2月から取り組んできた体づくりの成果を披露する場として開催した。当初は65歳以上を対象としていたが、地域を盛り上げる目的で年齢制限を撤廃し、より若い世代の参加も受け付けてきた。
亀田総合病院(鴨川市)リハビリテーション部門がバックアップし、参加者は月1回、筋肉医局の医師や亀田総合病院の理学療法士らによる個別指導を受けながら、およそ半年間にわたり体づくりに取り組んだ。当日は参加者が、それぞれ衣装やドレス姿で体の変化を披露した。
出場した飯高美和さんは、甥(おい)の結婚式でドレスを着るという目標を掲げてプログラムに参加。本番後、「毎日楽しくトレーニングできた」と振り返り、目標としていたドレスを着て結婚式に出席できたことを思い出し、目を潤ませた。御園千栄子さんは「数値が少しずつ改善されると気持ちも前向きになり、今まで挑戦しなかったことにも取り組んでみようと思えるようになった」と、半年間の変化について話した。
筋肉医局代表で皮膚科医の阿部央聖さんは「参加者全員の表情が明るくなっていたのが印象的だった」と話し、「医師が病院の中で病気を待つ時代から、病院の外で健康を発信する時代へ」という同団体の理念を紹介。高齢化が進む日本で、65歳以上を対象とした健康フィットネスの文化を築き、世界に先駆けて発信していく考えを示した。今後は特別養護老人ホームと地域の病院が連携する取り組みを全国に広げ、地域創生にもつなげたいという。
同施設センター長の今関愛さんは「2月から続けてきたメンバーが最後までやり遂げてくれた」と感謝。指導に当たった医師の「今日やったことが、皆さんの5年後、10年後の体につながっていく」という言葉を紹介しながら、「何歳になっても体は作れる、夢は追いかけられるということを、皆さんが体現してくれた」と振り返る。
今後も参加者が継続して体づくりに取り組めるよう、地域の医療機関やフィットネスジムとの連携を続けていく考えを示した。