千葉県内で活動する地域おこし協力隊が一堂に集う「ちば地域おこし協力隊 みんなの合同活動発表会」が6月13日、香取市佐原の「みんなの賑(にぎ)わい交流拠点コンパス」で開かれ、6月末で3年間の任期を終える匝瑳市地域おこし協力隊の鈴木優介さんも発表した。
鈴木さんは観光推進と観光協会事務局を担当する隊員として、観光分野にとどまらず幅広い地域活動を展開。3年間を振り返り、「まだできていない部分も多い」としながらも、「3年という短い期間で地域課題を解決する大変さが分かった」と振り返る。
匝瑳市へのUターン移住として着任した鈴木さんは「担当の枠を越えた活動を積み重ねてきた」と言い、「自分の担当じゃないと区切らず、どこでどう自分の分野がつながるか分からないから積極的に取り組んできた」と3年間を自ら「雑種の協力隊」と表現。
退任後は匝瑳市で定住を続けながら、後に着任した協力隊員への支援に力を入れていく考えを示す。「地域外から移住する方は右も左も分からない状態」と指摘。匝瑳市では現在6人が活動中で、通算8人ほどが協力隊を経験してきたが、「近隣市町村と比べて協力隊の数は少ない」といい、市職員だけではフォローしきれない部分をサポートする事業の立ち上げを模索しているという。
同市で活動している、協力隊の小林理沙さんは昨年12月に着任。シティプロモーション担当として、「見つける・つなげる・届ける」の3つをテーマに活動し、SNS発信では3カ月で約13万ビューを達成。ゲストハウスなど宿泊施設の開業を見据えた3年間のロードマップも描いている。
小林さんは、鈴木さんをはじめとする先輩隊員の取り組みを受け、「歌や英語など好きなことを全てかけ合わせ、地域の方たちと一緒にイベントをやっていきたい」と意気込んだ。
後輩隊員に向けて鈴木さんは「それぞれがキャリアを持っていたり、違う分野に取り組んでいたりする。どこでどう経験が生きるか分からないので、積極的に取り組んでほしい」とエールを送った。
今回の発表会の企画・運営を担当した、香取市地域おこし協力隊の長江純一さんは「協力隊同士の横のつながりを構築して、みんなで頑張れるような環境を整えたい。その一歩として開催した」と話す。今後は継続的な開催を見据え、「次回はさらに多くの協力隊が仲間づくりに参加してもらえれば」と呼びかけた。