茂原市に拠点を置く茂原交響楽団が10月25日、「東金文化会館」(東金市八坂台)で第37回定期演奏会を開催する。
定期演奏会に向け練習する現場へ、いすみ市内在住の小山青葉くんが父親の小山信広さん、弟の律くんと見学に訪れた。
青葉君らが練習会場に入ると50人以上の団員に迎えられ、緊張した様子の青葉君だったが、指揮者の松川智哉さんが中央に迎え入れて「バイオリンはいつから習っているの?」と聞くなど話が弾む。指揮者台に初めて立ってみると恥ずかしそうに信広さんの後ろに隠れてしまったが、楽団の練習が始まりバイオリンやビオラ、チェロなど弦楽器の演奏が一斉に始まると椅子に座り聞き入っていた。
青葉君は6歳。母親のかおりさんが趣味のバイオリンを練習していることをきっかけに音楽教室の体験会に参加し、バイオリンに興味を持った。かおりさんと共に4歳から練習を開始。演奏発表会や地域のイベントで母親のかおりさんと共に演奏を披露するなどバイオリンに親しんできた。 そんな青葉君を傍らで見てきた信広さんは、「僕は楽器を習ったことがないので、人前で楽器を披露できるのは本当に良い経験で、うらやましくさえ思う。下の子にも何か楽器に親しんでもらえたら」と話す。
茂原交響楽団は1988(昭和63)年に発足した市民オーケストラ。 同楽団の佐藤敏浩団長は、「過去には茂原市内の全ての中学校を訪問し、弦楽器と管楽器のアンサンブル演奏を披露したり楽器を直接触ってもらって交流したこともあった。楽器の音に驚いたり、演奏に目を輝かせたりする子どもたちの姿に触れる度、もっと身近に生のオーケストラを楽しんでもらいたいという思いが強くなる」と話す。
同楽団副団長の今村雅子さんはオーケストラの魅力について、「オーケストラの魅力は、大勢のメンバーが心を一つにして曲を作っていること。今回演奏するチャイコフスキーの名曲から、美しい旋律や、力が湧いてくるような音のパワーに、時を忘れて浸ってもらえたらうれしい」と話す。
信広さんは「今まではバイオリンを習っている生徒など、個人が披露している演奏を見るだけだったので、今回オーケストラの練習を見てその雰囲気に圧倒された」と話すと、青葉君は「音が大きくてびっくりした。今度演奏会も聞いてみたい」と目を輝かせた。
開場13時10分。開演14時。入場料は一般前売り800円。一般当日1,000円。未就学児無料。