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睦沢に登場した古民家映画館で実録映画上映 緩和医療医によるトークも

(左から)伊藤さん、林さん

(左から)伊藤さん、林さん

 睦沢町の古民家映画館「もりのこや」(睦沢町上之郷)で5月9日、ドキュメンタリー映画「医の倫理と戦争」の上映と、花の谷クリニック(南房総市千倉町)院長の伊藤真美さんによるトークショーが開かれた。

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 同館は5月1日に開館した小型映画館。古民家を活用した空間に120インチのサウンドスクリーンと4K映像システム、多スピーカー音響を備える。客席数は最大38席。田んぼと小川、背後の山に囲まれた立地を生かし、映画を見るだけでなく自然と関わる体験を提供する場として、「森の楽交」を運営する林京子さんが開設した。

 当日は10時30分から「森に聴く」を上映した後、14時から「医の倫理と戦争」を上映。終映後、伊藤さんが登壇し、約1時間のトークショーを行った。会場は満席となった。

 映画「医の倫理と戦争」は、731部隊を起点に現代医療が抱える構造的問題を問いかけるドキュメンタリー。伊藤さんは緩和医療医として終末期医療に長年携わり、映画の共同代表制作者でもある。

 医療・介護・福祉に関わる従事者へのメッセージとして、伊藤さんは「病気を治すことが目的ではなく、この社会で生きることを支えるのが医療・介護・福祉」と話す。そのうえで、若い看護師や介護職に向け、「目の前の患者だけでなく、その人が生きているこの社会全体に目を向けることが、医療介護福祉に関わる者の役割」と訴えた。

 映画館開設の意図について、林さんは「映画館はきっかけに過ぎず、自然の学びをこの場で育てていきたい」と話す。今後は裏山を活用した環境教育や子ども向けの自然体験プログラムも構想しており、娯楽から社会派作品まで幅広くセレクトしながら地域に根ざした運営を続ける方針。

 営業時間は10時~17時。火曜・水曜と毎月10日休館。料金は、1本=1,400円、2本=2,500円(高校生以下・障害者は1本1,000円)。

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