旭のピーナツブランド「Bocchi(ボッチ)」(旭市神宮寺)で4月11日・12日、「伝売日本市(でんばいにほんいち)」とブランド10周年を記念した「Salon de Bocchi(サロン・ド・ボッチ)」、定例の「Bocchiツキ市#36」が同時に開かれた。
「伝売日本市」は、日本各地の地場産業を全国に伝えることを目的に始まったイベント。全国の生産者が、それぞれの地域で受け継がれてきた技術やものづくり、食文化を伝えながら販売する場となっている。今回はブランドの10周年に加え、千葉県への落花生導入150周年、セガワ創業80周年という3つの節目が重なり、全国から食・工芸の計48ブランドが集結した。
開場前から入場を待つ列ができ、会場内は2日間を通じて多くの来場者でにぎわった。屋外ではいすみ鉄道のブースや「Peace On Nature自然体験塾」の遊び場も設けられ、子どもたちが「落花生の森」で遊ぶ姿など、和やかな雰囲気に包まれた。
「RYPES(ライプス)」は、落花生の殻を素材に使ったスケートボードを展示・販売した。使われなくなった素材や各都道府県の特産品を活用してスケートボードを開発している。代表の中嶋一雄さんは「スケートボードは歩くより速く、自転車より遅い、街を巡るのにちょうど良い乗り物。地域ごとのスケートボードに、それぞれのまちの人が乗り、その場所の空気を味わってほしい」と話す。
ワークショップも多数展開。尾鷲ヒノキのテーブル作り、Sghr(スガハラ)のグラス作り、盆栽作り、房州うちわ作りなどが行われた。大阪の「注染手ぬぐい にじゆら」による注染実演では、職人の手仕事を間近で見学できるようにした。色を染み込ませない部分にのりを付けた手ぬぐいを重ね、柄の周りに土手を作る工程を見学した後、参加者が自ら選んだ色の染料を注ぎ入れた。生地の下から染料を吸い込み、重なった布に色が広がる仕組みで、染め上がった手ぬぐいを目にした参加者から歓声が上がった。
ボッチの商品を使ったコラボレーション品や地域の飲食店・キッチンカー、全国の「こだわり品」も一堂に集まり、会場を訪れた人々が思い思いに食や工芸との出合いを楽しんだ。