東庄町のJR笹川駅で4月11日、東庄町笹川駅舎交流センターリニューアルオープン記念式典が開かれた。
2021 年から無人駅となっていた同駅舎は2025 年 10 月、 JR 東日本から同町へ無償譲渡された。JR東日本は従来通り鉄道を運行するが、駅舎は町が管理し地域活性化拠点とする。町が本格的に活用するに当たり、関係者や地域住民を招いて記念式典を開いた。
同駅は1931(昭和6)年に開業。長らく通勤・通学の利用者を支え、観光客の玄関口となってきたが、近年は老朽化も進んでいた。町は譲り受けた後から改修工事を行い、拠点としてふさわしい内装や備品を新調した。一方、宿直室や係員窓口の間取りを残すなど、伝統的な駅舎の姿をしのばせている。
オープニングセレモニーでは事業経過報告として町が譲渡の経緯を説明し、今後の活用への意気込みを話した。駅舎を拠点に活動している地域おこし協力隊の阿部未歩さんも登壇し、駅舎や周辺の花壇の整備、駅舎の活用を話し合うワークショップなどの活動について説明した。
当日は、地元ボランティア「みんなの食堂」が豚汁を振る舞い、登壇者・参加者のほか駅を利用する観光客が、春の晴天の下、豚汁を楽しんだ。駅舎の中では、宿直室を改装した和室で同町出身の書道家・そうせつさんが書道パフォーマンスを披露。駅舎の歴史に思いを込めた一字一句をしたためた。
イベント以外でも雑草取りや花壇の整備などを町に住む人とともに取り組んでいる阿部さんは「大勢の人に式典に来ていただいて活性化への大きな期待を感じた。町の入り口として頑張っていきたい」と力を込める。