
睦沢町のオリーブ園「佐藤オリーブ農園」(睦沢町妙楽寺)で3月9日、オリーブ栽培の実践講義が行われた。園主の佐藤悠二さんが「チバニアン兼業農学校」の講師を務めた。
当日は21人の受講生が集まり、佐藤さんの講義に耳を傾けた。オリーブに適した土づくり、肥料、農薬について解説した。
講義に参加した東京都在住の50代男性は「佐藤さんの話は分かりやすく、より理解が深まった。佐藤先生のオリーブ愛が伝わってきた」と話す。
佐藤さんはもともと塾の講師をしていたが、農業をしたいと思い立ち、都内で行われた農業イベントで同学校の存在を知る。以前、梨農家へ研修に行っていたこともあり、同じ果樹類のオリーブに興味を持ち、2024年3月、東京から大網白里市へ移住。
佐藤さんは「2024年2月に睦沢町で農地を取得し、農家になれた。今はオリーブ700本とレモン100本を栽培している。10月には認定新規就農者にもなれたので、専業農家としてやっていければ」と意気込む。
「オリーブを1000本栽培していきたい。オリーブの葉とオリーブオイルを生産していきたい」とも。