山武市で飲食店を営む「なんごう亭」(山武市小泉)が1月18日、山武市役所前広場で開かれた「さんむ苺(いちご)まつり」にキッチンカーで出店し、イチゴを使ったオリジナル商品「くろっさん」を販売した。
店主の山崎勝さんは、料理人として飲食店に勤めながら、副業として同店を2010(平成22)年に開業。妻の千歳さんと結婚後も同店を続けながら、コロナ禍の影響もあり2021年にキッチンカーを始めた。
「さんむ苺祭り」に向け、山武市特産品のイチゴを使った商品をミルフィーユケーキに着想を得て開発した。メイン商品である「クロワッサンたい焼き」を活用しながら、パイ生地に包んだ餡(あん)とカスタード、イチゴを挟む商品を開発。イチゴは地元農家「なごみ苺苑」から仕入れる。
山崎さんは「イチゴの仕入れ先は市内のイチゴ農家。きっかけは、あるイベントに出店した際、隣でなごみ苺苑がイチゴを販売していた。(なごみ苺苑は)移住してイチゴ農家を始めたチャレンジャーなので、おいしいのはもちろん、応援の気持ちもあった」と話す。
同商品を購入した旭市在住の女性は「イチゴが新鮮、クロワッサン生地に挟んで食べるので、サクサクの食感も楽しい」と話していた。
「キッチンカーでは、くろっさんのほかクロワッサンたい焼きを販売している。くろっさんはイチゴのシーズンが終わるまで販売する。SNSで出店情報を知らせているので、気軽に来店してほしい」と呼びかける。