2019年に一宮へ移住した木本秀吉さんが、1月22日に開かれた「第63回千葉県青年農業者会議」意見発表の部で最優秀賞を受賞した。
サーフィンがきっかけで一宮に魅力を感じ移住し仕事を探していたところ、2020年、茂原市内のイチゴ農園へ就職。その3年後、イチゴ農家として独立した。いすみ市内で「九十九里いすみいちご園」(いすみ市日在)を営む。
イチゴ農家として働きながら、地域の若手農業者を対象とする「夷隅農業経営体セミナー」へ参加。仲間と農業を学びながら、今回の最優秀賞受賞へつながった。
木本さんは「大会2週間前からプレゼンの準備を綿密に行った。友人相手に練習を重ね、精度を上げて本番を迎えたので、受賞できてとてもうれしい。次は関東ブロック大会に千葉県代表として参加するので、良い結果を残せるよう頑張りたい」と意気込む。
1月18日には、畑からほど近い場所に直売所「秀吉農園」を開いた。もともと空き家だったが、内装や駐車場など、友人の力も借りながら整備して、オープンにこぎ着けた。
木本さんは「一人一人のお客さまを大切にしたいので直売所を作った。これから認知いただけるよう営業活動を続ける。取引している飲食店などは5カ所あるが、これから取引先も増やしていけたら」と話す。