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一宮商業高で「食品コンテスト」企画始まる 地元トマトで地域の魅力を発信

チームに分かれて話し合う

チームに分かれて話し合う

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 千葉県立一宮商業高校(一宮町一宮)観光コース2年生の生徒と地元企業による協働プロジェクト「食品コンテスト」の企画が4月23日の授業から動き出した。

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 2年生観光コースは本年度23人が選択し、通常授業のほか、観光業の見学、外部講師との協働、地域との連携をしながら、観光ビジネスを学ぶ。

 教壇に立つ外部講師は、2026年春ごろに上総一ノ宮駅東口にオープン予定の複合施設「いちのみやステージ」を経営する138stage社長の大室俊之さんと、マーケティング会社「ぽんちゃ」社長の石束貴さん。

 食品コンテストは「一宮産トマト料理コンテスト(仮)」と名付け、地元特産品のトマトを使った料理レシピのアイデアを広く募集。応募のあった料理レシピを高校生の視点で審査する。1次審査、2審査を経て、最終審査を11月1日の文化祭で行う予定。

 授業ではチームに分かれ、コンテストをより多くの人に知ってもらうにはどうすればいいかについて話し合い、意見を発表した。チーム名も考案し、「株式会社宮っ子」「長生きぱんどろぼう」などのユニークな発想でPR方法を発表した。

 大室さんは「建築設計をなりわいにしていたが、実は先生になる夢を持っていた。今日こうして教壇に立てて夢がかない感謝している」と話す。

 授業を担当する田中善洋教諭は「生徒たちがどのような反応を示すか多少の期待と不安を持ちながらのスタートだったが、大室さん、石束さんのおかげで、かなり積極的に関わろうとする生徒たちが見受けられた。11月開催のコンテストに向けて生徒たちの学びが充実するよう取り組んでいきたい」と意気込む。

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