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一宮で「避難所運営ゲーム」 区自主防災委員会が企画、地域の防災士も参加

災害を想定し、地域住民で避難所開設・運営をシミュレーションする

災害を想定し、地域住民で避難所開設・運営をシミュレーションする

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 一宮の16区自主防災委員会が4月19日、一宮町中央公民館(一宮町一宮)で避難所運営ゲーム研修会を開いた。

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 同研修会は、住民の防災意識を改めようと企画。首都圏防災士連絡会、千葉県災害対策コーディネーター茂原の協力の下で行われた。

 避難所運営ゲームは「HUG(ハグ)」と呼ばれるもので、それぞれのチームに分かれながら、災害が起きた想定の下、地域住民で避難所を開設、運営していくもの。受付の設置、避難してきた人たちの誘導、トラブルなど、次々と問題が起きるも冷静に対応していった。

 シミュレーション後の意見交換では、「外国籍の方が避難してきたときはどう対応したか」「両親を亡くした兄弟が避難してきたときの対応はどうしたか」など、避難者に対する寄り添い方を共に考えた。

 首都圏防災士連絡会の今井富雄さんは「避難所運営に正解はなく、冷静に判断することが大事。どう対応するべきか悩んだこと、気づきを知ることが重要で、次に生かしていく。ゲームを通じて、避難所運営を円滑に進めてもらえれば」とまとめた。

 後藤洋一防災委員長は「自主防災組織を立ち上げて7年。災害があっては困るが、万が一に備えて研修で培った知識が役立つようになれば」と話す。

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