
「令和6年度一宮町災害ボランティアセンター立ち上げ訓練」が2月22日、一宮町社会福祉協議会(一宮町一宮)で開かれた。
災害時に社会福祉協議会と災害ボランティアセンターが協力しながら、効率的な運営ができるようにと訓練を行った。当日は62人が集まった。
訓練では、全国から駆けつけたボランティア役と、ボランティアセンターの受付班・マッチング班・送り出し班・資機材班に分かれ、災害時を想定し始まった。
受付班では、一斉にボランティア役が申し込みに集まるので、「落ち着いて、ゆっくりとやりましょう」と声掛けがあり、冷静に受付作業を行った。
同訓練を担当した同会の吉野瑠依さんは「毎年同訓練を行っていて、参加する人の成熟度も増してきた。これから望むのは同町の学校にも相談し、若い人も一緒に訓練に参加いただきながら災害対策を強化していきたい」と話す。
馬淵一宮町長は「一宮町には海も川も山もある。平時は魅力あふれる町だが、災害時は注意が必要。海は津波、川は洪水を想定しなければならない。今回は復旧のプロセスの訓練だが、まずは第一に命を守るため避難が必要」と話した。
訓練に参加した、同町15区自主防災委員長の森田修三さんは「災害時には誰もが焦ってしまうので平時の時にどれだけ想定しておけるか。自分の行動を予測できるようになるので訓練はとても大事。自分の区の自主防災訓練にも役立てたい」と意気込みを見せた。