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一宮の特別支援学校で「ウインターフェア」 生徒らが製品作りから販売まで

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 千葉県立長生特別支援学校(一宮町東浪見)で2月6日に「ウインターフェア」が開かれ、近隣住民や生徒保護者、小学部児童らでにぎわった。

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 毎年開いている同フェアは、以前は別の会場で行っていたが、今回から学校体育館での開催となり、高等部生徒28人と中学部生徒11人で、製品作りに加え、会場設営から製品の陳列、ポスターやチラシの作成、近隣への告知活動までを行った。

 販売した製品はレザークラフト21種類、鉢花4種類100鉢、培養土、陶芸品など。開場後、多くの製品が売れた。

 実行委員の菅原華純さんは「生徒みんなで製品作りするのが楽しい。製品の並べ方はお客さまが分かりやすいように工夫した。私のお気に入りはレザーの小銭入れで、刻印棒で刻印する。柄によってたたく回数を変えるのが楽しい」と話す。

 来場した近隣に住む女性は「自宅にチラシがポスティングされていてイベントを知った。この学校のイベントにはよく来ていて、遅い時間に来ると人気製品は売り切れることもある。なので今日は早く来た。接客してくれる子どもたちの生き生きした姿が見られてうれしい気持ちになる」と話していた。

 三橋徹教頭は「地域の方との交流を目的の一つとして定期的にイベントを開いている。作業学習で作ったものを販売するので、発表の場にもなっている。イベントは生徒主体で考え運営している。そのため子どもたちも生き生きとした笑顔で楽しんでいる」と話す。

 「卒業後の働く場の練習としても、当イベントは大事。生徒一人一人の個性に合った就職先で自信を持って活躍してほしい」と期待を込める。

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