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匝瑳で「餅つき体験」 昔ながらの餅つき技法伝える

大木悟さんがきねを振り下ろす

大木悟さんがきねを振り下ろす

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 古民家農泊ヨネモチ(匝瑳市米持)で、もちつき体験会が開かれ、地域で「もちつき名人」と呼ばれる大木悟さんが講師として参加した。

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 大木さんは地域の団体から依頼があると「もちつき名人」として現場へ出向き、もちつき技法を指導。当施設からも依頼があった。

 最近は、核家族化でもちつきする機会が減り、店頭で購入することも多い。大木さんが指導するのは、昔から家庭や地域の行事で行っていたもちつき方法で、朝早くから火をおこし、庭にかまどを用意してもち米を蒸らし、臼ときねでつく。

 参加していた子どもたちは、もちつきを興味深く観察しながら、臼の中の餅が整ってくると、大木さんに教わりながら順番にきねを振り、もちつきを楽しんだ。

 出来上がった餅を手で切り分ける方法も教えながら、一つ一つの餅が出来上がる。小分けした餅で、白餅、イモ餅、ヨモギ餅が完成。

 完成後、あんこやきな粉を加えながら、参加者にふるまわれた。

 大木さんは「昔は正月に親戚や兄弟たちと60キロのもちつきをやっていた。今日の体験は6キロだからすぐにできる。イモ餅は出来上がったすぐは、柔らかくて、切ることも焼くことも難しい。翌日に1センチほどに切ってから焼いて磯辺餅にして食べるとおいしい」と、もちつきの楽しみ方を語った。

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