一宮の複合型商業施設「シーサイドモール一宮」(一宮町一宮)に4月15日、カフェ「Cafe Down the Road(カフェ・ダウン・ザ・ロード) 一宮」がプレオープンした。グランドオープンは7月20日を予定している。
同施設は、投資物件専門の建設事業を展開する「ピカいち」が浜辺から約300メートルの場所に整備する、地域で初となる本格的な複合型商業施設。4月15日の先行開業では、ブックカフェ「さかい珈琲(コーヒー) シーサイドモール一宮店」、宿泊ヴィラ「Pikaichi private stay series」と共に同カフェが開業した。現在の席数は14席で、今後、テラス席などを増やす予定。
店名の「Down the Road」には、「See you down the road(また未来に会いましょう)」という意味が込められている。店主のナヒン・シブリさんは「グッバイの代わりに使う言葉で、日常の延長線上に気軽に立ち寄れる場所にしたい」と話す。
シブリさんはバングラデシュ出身で、山形大学で機械システムを専攻し博士号を取得。同大で教員として3Dプリンターを活用したソフトロボティクスの研究に従事していたが、長年温めていたカフェ開業の夢を実現するため退職した。2025年10月に日本国籍を取得。子どもが通う保育所がある一宮町との縁を深める中で、サーフタウンとしての活気とモール内という集客のしやすさを評価し、出店場所に選んだ。
メニューにはコーヒーとフードをそろえ、スモークサーモンベーグル(1,200円)、アイスクリーム添えクロッフル(1,100円)、チョコデニッシュ(400円)など。コーヒー豆はエチオピア、ルワンダ、インドネシアなど複数の産地のものを取りそろえる。ハンドドリップ(800円)。豆の焙煎(ばいせん)業者と緊密に連絡を取り合いながら日々の味を調整しているという。
フードは地元食材の活用を意識した。クロワッサン生地をワッフル状に焼いた「クロッフル」のトッピングには地元のイチゴを使ったモンブランなどを用意。「地元の市場から特別な素材を紹介していきたい」と話す。
将来は国内外へのスケールアップも視野に入れ、「一宮で始めて、将来的にはアメリカやバングラデシュなどグローバルに展開したい」と力を込める。
営業時間は7時~19時。水曜16時まで。木曜定休。