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東千葉メディカルセンターで「糖尿病教室」 先進医療の知識を市民へ

講座終了後、講座を聴講していた人から質問を受ける寺口茉那医師

講座終了後、講座を聴講していた人から質問を受ける寺口茉那医師

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 東金の「東千葉メディカルセンター」(東金市丘山台)で2月6日、「糖尿病講座」が開かれた。

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 今回で4回目となる同講座は、誰でも聴講できるオープンな形で開かれた。およそ50人が訪れ、真剣な表情で耳を傾けた。

 代謝・内分泌科医師の寺口茉那さんは「あなたはどっち? インスリン分泌能からみる2型糖尿病」、続く薬学部薬剤師の遠山恵莉さんは「糖尿病とくすり 飲み薬を中心に」、最後にリハビリテーション部理学療法士の勝股美里さんは「健康な体づくり 運動とインスリンの関係について」をテーマに、それぞれ講義を行った。

 勝股さんの講義では座学に加え、その場でできる簡単エクササイズを聴講者と一緒に行い、運動療法の大切さを伝えた。

 質疑応答の時間では多くの人が手を挙げ、「自分が糖尿病の治療を受けている」「家族が糖尿病」など現状を交えて切実な悩みについて質問し、医師もそれに応える形で回答した。

 同院事務部総務課総務係の田上桂吾さんは「糖尿病講座のほかに市民公開講座も開いていて、近隣住民がよく聴講に訪れる。公立病院としても先進医療も扱う当院の専門的な知識を皆さんに還元したい思いから毎回講座を開いている。講師を務めるのは当院の医師で、通常業務もありながらも自ら主体となって積極的に講座を開いてくれている」と話す。

 「地域医療連携にも力を入れており、地域医療連携室があるのも当院の特徴。地域医療機関や行政を結びながら、これからも適切な医療が受けられるようにできれば」とも。

 3月14日15時~16時、「フレイル」をテーマにした市民公開講座を開く予定。

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