睦沢のオリーブ農園「房総オリーヴ」(睦沢町下之郷)で現在、冬の剪定(せんてい)作業が行われている。
園主の金子健一さんが2017(平成29)年に睦沢町の耕作放棄地でオリーブ栽培を始め、現在、およそ1000本を管理している。毎年、搾油してオリーブオイルを出荷。事前予約販売している。
冬の剪定作業は、秋の収穫に向けて重要な工程。気温が低くなることで樹木の活動が緩やかになり水の吸い上げが弱まるため、この時期に集中して枝を整える。今シーズンは1月に作業を開始。最も大きい区画の剪定を一通り終え、現在は台風や強風などで傾いた木の立て直しをしながら作業を進めており、「剪定の作業進捗状況は3分の2くらい」と話す。
4月に花芽の時期を迎えると剪定は難しくなるため、3月末までの完了を目指して作業が続く。剪定のほかにも、支柱の立て直しや土壌改善・施肥など冬の作業は多岐にわたり、スタッフと連携しながら丁寧に進めているという。
金子さんは「倒れたオリーブを直しながらやっている。来月になると花芽の時期に入るので、今月中に終わるところまで剪定作業を進めたい」と話す。
秋の収穫に向けて期待も膨らむ一方、自然相手の農業には毎年の不確かさもつきまとう。「収量は夏の気候にもよる。たくさん採れることを願いながら、期待している」と意気込む。