
睦沢のオリーブ農園「房総オリーヴ」(睦沢町下之郷)で10月10日、オリーブの収穫が始まった。
社長の金子健一さんが2017(平成29)年にオリーブ栽培を始め、現在、およそ1000本を管理している同園。毎年、搾油してオリーブオイルを出荷。事前予約販売のほか、地元睦沢町の道の駅「つどいの郷」で販売する。
今年は気温が高温だったこともあり、オリーブにとっては過酷な状況だったという。例年より収穫時期は早いが、急に気温が下がったため実が熟し始め、急きょ収穫を始めることにした。
金子さんは「今日1日で実を最低100キロは収穫したい。今年は高温の影響でオリーブにとって厳しい環境だったが、気温低下で実が熟してきた」と話す。
収穫の応援に成田から駆けつけた湊大輔さんは金子さんから指導を受け、自身でもオリーブ栽培を始めたという。湊さんは「就農したばかりなので、自分のオリーブはまだ実を付けない。収穫作業の勉強になる。将来、房総オリーヴのようにたくさん収穫できるよう、これからも勉強していきたい」と意欲を見せる。
収穫後は、来年の花芽を促すための施肥と剪定(せんてい)作業を行っていくという。