
九十九里町で8月13日、地域の魅力を発掘し若者が関われるきっかけをつくることを目指すウェブメディア「ローカルチップス」の取材が行われた。運営するLocaM(ローカム)(習志野市谷津)代表の長島裕樹さんが町内のドッグコテージ「D-99」(九十九里町作田)を訪れ、代表の山川義文さんに話を聞いた。
ローカルチップスは、地域で挑戦する人々を「ローカルヒーロー」として紹介し、若者が性格診断を基に地域のロールモデルとなるビジネス人材を見つけ、マッチングするウェブメディア。7月に立ち上げた。長島さんは「地域で活躍する人と若者をつなげ、ローカルの魅力を形にしたい」と話す。
立ち上げの背景には、大学時代にコロナ禍を経験した自身の原体験がある。友人がインフルエンサーとして活躍する姿を見て、「自分も何かしたい」と考えるようになったという。留学や活動が制限される中で各地のインターンや地域活動に参加し、地元の魅力を伝えることの重要性に気づいた。
今回訪れた「D-99」では、地域と来訪者をつなぐ拠点づくりに取り組む山川さんの活動を取材。インタビュー後、山川さんは「ローカルを盛り上げようとする志を応援したい」と振り返る。
今後について、長島さんは「まず千葉県でメディアを形にして、若者とビジネス人材がつながる仕組みをつくりたい。その後、他地域にも展開し、最終的にはたくさんの地域に広げられれば」と意気込みを見せる。