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一宮でキョンや里山の現状学ぶ 命と向き合う狩猟テーマに体験イベント開催へ

体験イベントの運営メンバー。(左から)オンジュクジビエラボラトリー宮嵜さん、Ocean's Camp TORAMII小竹さん、房野ジビエ大木さん

体験イベントの運営メンバー。(左から)オンジュクジビエラボラトリー宮嵜さん、Ocean's Camp TORAMII小竹さん、房野ジビエ大木さん

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 一宮町のキャンプ場「Ocean's Camp TORAMII」(一宮町一宮)で8月23日、「キョンや里山、狩猟について考える」体験イベントが開催される。主催は房野ジビエ(一宮町)とオンジュクジビエラボラトリー(御宿町)。

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 特定外来生物であるキョン(シカ科の小型動物)による農林業被害や、生態系への影響が問題となる中、同イベントでは、狩猟や命との向き合い方について体験的に学ぶ機会を提供する。

 会場となるキャンプ場「Ocean's Camp TORAMII」は、東京五輪のサーフィン会場近くに位置し、都心からのアクセスの良さも特徴の一つ。イベント後の宿泊や、前泊の予約も受け付けている。

 イベント内容は、動物と人との関係を紹介する紙芝居やキョンに関する解説、狩猟に使うわなの種類の紹介など。キョンの解体体験では、内臓を処理済みの個体を使い、参加者自身が皮を剥いで解体する工程を学ぶ。

 昼食には、キョンやイノシシ、シカのジビエ串を、千葉県産の野菜などと共にバーベキュー形式で提供する。猟師らとコミュニケーションを図るほか、命を頂くことの意味を考える対話の時間も設ける。

 講師を務めるのは、房野ジビエ代表の大木一夢さんとオンジュクジビエラボラトリー代表の宮嵜勢太郎さん。2人ともジビエに関わる事業を展開しており、猟師としての経験を生かしながら、環境保全や命の教育に取り組んでいる。

 宮嵜さんは「首都圏からもアクセスしやすい一宮町でイベントを開くことで、キョンや狩猟について知るきっかけになれば。紙芝居では『どうぶつたちとにんげんのおはなし』を朗読し、里山について分かりやすく伝えたい」と呼びかける。

 開催時間は10時30分~15時。参加費は、大人=1万2,000円、中学生以下5,000円。定員は15人。申し込みはオンジュクジビエラボラトリーの公式LINEアカウントで受け付ける。

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