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規格外トマトでソース作り 一宮の主婦ら集まりブランド化「まんまとまと」

「まんまとまと」の商品開発・製造・販売を手がける「TOMATE plus企業組合」メンバー(写真提供=TOMATE plus)

「まんまとまと」の商品開発・製造・販売を手がける「TOMATE plus企業組合」メンバー(写真提供=TOMATE plus)

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 一宮町の「TOMATE plus企業組合」(一宮町一宮)が製造・販売するトマトソース「まんまとまと」の販売が6月1日、道の駅むつざわ「つどいの市場」(睦沢町森)で始まった。

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 同商品は、一宮町の特産品「長生きトマト」の規格外品を使い、全て手作業で加工し、トマトソースに仕上げたもの。

 睦沢町「つどいの市場」ほか、地元一宮町和菓子店「角八」(一宮町一宮)や道の駅木更津「うまくたの里」(木更津市)など販路が広がっている。

 「TOMATE plus企業組合」の前身は「JA長生女性部」。40年ほど前に規格外トマトを使いトマトケチャップを製造していたことを知り、「JA長生フレッシュミズ」が発足。同組織から有志が集いプロジェクトチーム「TOMATE plus企業組合」を2月に設立した。現在のメンバーは7人。

 メンバーは、普段子育てや仕事をしていることから、週1日程度、製造作業日を設定し、一宮町「とまと館」(一宮)で作業を行う。午前中は、トマトを洗い、ヘタや傷を取り除き、湯煎・皮むき、ミキサーでペースト状にし、煮込む。午後は瓶詰作業を行う。1日でおよそ140本を製造する。

 メンバーの花里節子さんは「メンバーに恵まれて、活動がとても楽しい。商品を購入した知り合いやお客さま様から『おいしかった』と言われるのがうれしく、これからも続けたいと思う」と話す。

 代表の川田しのぶさんは「メンバーは農家ではないが、食に関心のある人が集まった。見た目や形がふぞろいなだけで出荷できなかった規格外トマトに価値を付けたい。これからも一宮町で活動を続け、地域のつながりを大事にしていきたい」と力を込める。

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