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睦沢の兼業就農スクール、入学生が300人突破 耕作放棄地解消へ

年末の交流会に参加した生徒たち。田中憲一睦沢町長も参加した

年末の交流会に参加した生徒たち。田中憲一睦沢町長も参加した

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 睦沢の「チバニアン兼業農学校」(睦沢町妙楽寺)が1月21日、入学生が累計300人となり、首都圏内で108人が就農したことを報告した。

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 兼業で農家になることを目的とした同校。主に首都圏に住み仕事に従事している人が、副業として農業を選択する場合の受け入れ先となっている。仕事を辞めずに就農を目指すため、経済的リスクが低く、農業を始めやすいように支援を行う。

 1月25日の授業では、畑の整備として明渠(めいきょ)、暗渠(あんきょ)排水の水路作成方法の講義があった。生徒は1月の寒さに負けず、スコップを持ちながら水路を掘り開通させていた。

 講師は自らも兼業農家として従事する同町在住の松永義春さん。水路作業している間に、もみ殻燻炭を作り、その熱を利用してサツマイモを焼いた。出来たてのサツマイモを生徒に配ると、「おいしい」という声が上がった。

 平山泰朗校長は「睦沢町では、農政担当者、既就農者を講師に迎え、農地のあっせんや探し方をサポートしている。他地域で兼業就農を希望する生徒には、用地探索から農地取得までを指導し、就農を始めた生徒もいる」と話す。

 「これからも、兼業で農家になりたい方向けにスクールを継続していきたい。最近では若い就農希望者が入学しているので、若い方向けにも指導していけたら」と意気込みを見せる。

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