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一宮・室川農園で2026年産の田植え開始 環境配慮とスマート農業推進

苗を運ぶ

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 一宮町の室川農園(一宮)で3月21日、2026年産の早期田植えが始まった。今季最初の品種として千葉県オリジナル早生品種「ふさおとめ」の植え付けに着手した。

ナビゲーションシステムの調整

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 同園では、RTK(リアルタイム・キネマティック)補正対応のGPS直進ナビゲーションシステム「CHCナビ」や、ノンプラスチック肥料を活用した環境配慮型農業の実践など、スマート農業と持続可能な稲作を組み合わせた取り組みを進める。

 3月20日にも田植えを予定していたが、翌21日の方が、気象条件が良好と判断し、苗の活着を優先して1日ずらした。「当初20日に田植え開始のスケジュールを組んだが、天候、気温を考慮し、1日ずらしての田植えとした。21日の方が、条件が良く、活着がいいと思う」と5代目・室川典弘さんは話す。室川さんは「見た目よりも収量を重視し、最良のコンディションで植え付ける」とこだわる。

 今回植え付けた「ふさおとめ」は、千葉県独自の早生品種。穂が出る前の低温や米が成熟する時の高温による障害にも強いのが特長で、室川さんも「低温耐性と高温耐性両方ついている素晴らしい品種。千葉県を愛しているので、千葉県推しで植えていく」と話し、地元品種への思いを込めた。

 今季から本格導入したCHCナビは、RTK補正による高精度GPSを活用した田植え機用の直進ナビゲーションシステム。「他社の直進アシストで植えたところもまっすぐだが、導入したナビはより精度が高い」と室川さん。

 肥料についても、今期は変化がある。室川さんは今年からノンプラスチック肥料を試験的に採用し、段階的にプラスチック被覆肥料からの切り替えを進めている。環境への負荷を減らしつつ、同町で取り組んでいる「世界サーフィン保護区」とも連動した農業を目指している。

 室川農園は5月15日を今季の田植え終了目標に設定しており、7月中旬ごろの早期収穫に向けて本格始動する。

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