旭市の清滝地区にある「岩井の堰(せき)」で3月5日、河津桜と菜の花が同時に見頃を迎えた。ピンクと黄色が織りなす景色の中、着付けコーディネーターでフォトグラファーの中川充季(みき)さんが、20歳の節目を祝う鈴木涼夏(すずきすずか)さんの記念撮影を行った。
「岩井の堰」は市内でも「知る人ぞ知る」自然スポット。当日は地元の花見客が訪れ、各所でカメラを向ける人たちの姿が見られた。着物姿の鈴木さんは「こんなにきれいな場所が旭にあるとは知らなかった。とてもいい思い出になる」と話す。
中川さんは2020年に都内から旭市にUターン移住。現在は同市で着付けコーディネーターと髪結いのサロン「兎(うさぎ)や」、ネイルサロン「salon de liberte リベルテ」(以上、旭市ニ)を経営しながら、フォトグラファーとしても活動している。鈴木さんは今年1月に開かれた「二十歳のつどい」の際に同サロンを利用。「帯や小物のコーディネートを一緒に考えてもらえて、選ぶ過程が楽しかった。おかげで当日も楽しめた」と振り返る。
今回の撮影場所を「岩井の堰」に選んだのは中川さんの提案。着物と地域の風景を掛け合わせた撮影を継続的に取り組んでおり、旭市内のフォトスポット開拓を精力的に続けている。
中川さんは「時代を超えて、過去と未来をつなぐ作品を届けたい。着物文化と地域の魅力を組み合わせた企画をSNSで発信し、遠方からも旭市に来てもらえるきっかけにしたい」と力を込める。