![新しい社の前に店が並んだ](https://images.keizai.biz/kujukuri_keizai/headline/1738930061_photo.jpg)
「初午(はつうま)祭」に合わせた「初午マルシェ」が2月6日、房総稲荷神社(睦沢町上市場)で開催された。
毎年2月の最初の午の日は、全国の稲荷神社で五穀豊穣や商売繁盛、家内安全などを祈願する「初午(はつうま)祭」が開催される。長柄町の山根稲荷神社でも開催していたが、大雨による土砂崩れを受け倒壊。再建の予定がなかったため、睦沢町の犬猫保護施設の敷地内に移転することになった。建築を進め今年の「初午の日」に合わせ、完成お披露目を行った。
犬猫保護施設と以前から親交のあった、上総一宮駅前に店を構える飲食店「エキスタ」店主の市場明子さんは「移転し初めての『初午(はつうま)祭』を迎えるに当たり、何かできればと相談を頂いた。以前からマルシェを企画運営していたので、役に立てることといえば、店を呼びマルシェを開くことだった」と振り返る。
当日は「エキスタ」のほか、創作和菓子店「結農園」と日本料理店「御料理とく竹」が出店し、稲荷神社の初牛にちなみ、お稲荷さんやきつね汁粉を販売した。
木更津から訪れた男性は「毎年、初午の日に長柄町の山根稲荷神社を訪れていた。この場所に移転したという貼り紙を見て来た」と話していた。境内には、移転を聞きつけ遠方から訪れる人も多く、お守りやお札を購入する人の姿も見られた。
市場さんは「今後、この場所でのマルシェの開催は未定だが、寒さの厳しい今日、訪れた人が少しでも温まってもらえたら」と話す。
参拝時間は9時~17時。