多古町の「わせがく高校」(多古町飯笹向台)で12月6日、第17回文化祭が開かれた。
同校は広域通信制高校で、現在146人の生徒が在籍。文化祭は、前日の5日に校内発表として前夜祭を実施し、6日には生徒の保護者と中学生を招いて一般公開。当日は保護者や見学を目的にした中学生など140人が来校し、にぎわった。
文化祭では、クラスごとに趣向を凝らした催しを開き、1年は「不思議の国のアリス」をテーマにした謎解きゲームを実施した。
実行委員の加瀬珠愛さんは「準備過程で小道具が多くて制作が大変だった。時期的に体調不良の人も多く、自分たちのグループ以外も制作準備は大変だったと思う」と振り返る。教室は来場者でにぎわい、謎を解きながら物語の世界を楽しむ様子が見られた。
その他のクラスでも、ダーツや射的などの模擬店を出店。軽音楽部がライブも披露し、文化祭を盛り上げた。
軽音楽部3年の川島葵さんは「コロナ禍で文化祭ができない年もあった。クラスの皆の協力が必要だったが、最後、演奏がまとまって良かった」と話す。午後のライブに向けては「午後の方が激しい演奏なので、ぜひ来てほしい」と来場者に呼びかけた。
3年の金杉和祢さんは「受付の仕事が難しかった。装飾に苦労したが、みんなと協力して乗り切ることができた。3年間の中で一番思い出に残った」と振り返る。