
旭の「おひさまテラス」(旭市イ)で8月3日、「古本交換会&多文化共生イベント『和(わ)』」が開かれた。
企画・主催は同市地域おこし協力隊の長江純一さん。長江さんの声がけから、香取市の粟野正臣さん、銚子市の岡田哲史さんが企画に賛同し、3市の地域おこし協力隊合同で開催した。
旭からは、地元の漁師「不動丸」の遠藤勝信さんが漁業にまつわる話を披露し、同会場の新刊選書を担当する「ひらく」の中村悠平さんが出版事情を巡るトークショー、ハマグリの試食、栞(しおり)作りワークショップも行った。香取は古本交換会と読み聞かせ、銚子は台湾料理教室を開き、各地域で担当する活動の特色を生かした企画を繰り広げた。
来場者の一人は「この辺りではあまり見ない感じのイベントで楽しかった。また開催してほしい」と話していた。
粟野さんは「普段活動している地域とは違う場所だったので、新鮮な気持ちで取り組めた。香取地域以外の人にも活動を知っていただけた。子育て世代が多く集まる『おひさまテラス』という場所柄、絵本の交換が多かった。今後開催する際、場所と展示する本の組み合わせを考慮したい」と意気込む。