
旭市中央商店街周辺で8月6日・7日の2日間、「第71回旭市七夕市民まつり」が開かれた。市内各所に設けられた特設ステージでの発表やパレードなどが行われ、夏の街が華やかに彩られた。主催者によると、延べ来場者数は、6日=5万7600人、7日=5万2800人で、両日合わせて11万400人が訪れた。
パレードは両日ともに18時ごろにスタート。「ミスあさひ」をはじめ、みこし4チーム、はやし2チーム、踊り2チームが参加し、約4時間かけてスタート地点から会場コースを進んだ。中央商店街の約150本の七夕飾りの下を練り歩き、桟敷席前や旭駅前広場では行進を止めて演舞や掛け声を披露した。
特設ステージでは16時ごろから、市民団体や学校による演奏・踊り、観光大使や「ミスあさひ」によるパフォーマンスなど多彩なプログラムが進行。商店街では「七夕市」と呼ばれる特設市が開かれ、地域の特産品や屋台グルメが並んだ。
旭市の盆踊りチームは、市町村合併20周年を記念し、新調したそろいの浴衣で参加。総務課の仲條英明副主幹は「有志での参加にもかかわらず130人の職員が集まった。祭りを盛り上げる一役になれてうれしい」と話す。
よさこいチーム「ACT」の林祐樹さんは「地域密着型のチームとして、旭市の交流や貢献につながればと思って参加した。チームのみんなと4時間頑張れてうれしい」と振り返る。
同祭は1955(昭和30)年に「中央商店街七夕まつり」として始まり、1965(昭和40)年から市全体の祭りへと拡大。みこしやはやし、踊り、コンテストや芸能発表などを取り入れ、現在では毎年10万人以上が訪れる夏の風物詩として定着している。