
生花店「Stem&Blossom(ステム・アンド・ブロッサム)」(旭市米込)が8月6日にオープンした。店内には、ダンスや運動ができる貸しスタジオのほか出店可能な店舗スペースも備え、当日は地元の農家が期間限定で出店した。
経営するのは、隣接するレストラン「ポークキッチン アンビコグリル」店主の石毛さん夫婦。シェフを務める妻の文さんは「レストランで働けなくなったスタッフがいても、ずっと働ける場所を用意したかった」と、既存店舗とは別の形で雇用の継続や地域とのつながりを目指して開設したという。
生花店は、季節の切り花のほか、多肉植物や観葉植物も取りそろえる。そのほか、様々な鉢も販売。プレゼント用に花束を作成するサービスも。
鏡張りのスタジオは地域の人々が集える場として位置づけ、ダンス教室やヨガ教室などの活用を想定。店舗スペースについては、「すぐに自己出店できない人たちが試しに挑戦できる場として活用してほしい」と話し、新たなチャレンジを後押しする姿勢を見せる。
旭市在住の50代女性は「お任せで作ってもらった花束がすてきだった。身近に花があると気持ちが明るくなる」。子ども連れで訪れた30代女性は「野菜のディスプレーがかわいらしくて、子どもが楽しんでいた。生花店は子どもにとって初めての体験で、反応が楽しみ」と、それぞれ話していた。
今後は、レストランと連携して「花とワインの贈答セット」の展開も視野に入れるという。
営業時間は9時30分~18時。不定休。