
芝山町の芝山仁王尊の門前を巡る「煎餅焼き体験ツアー」が6月29日、芝山古墳・はにわ博物館、古刹芝山仁王尊・観音教寺、県指定有形文化財旧藪家住宅などが所在する芝山公園周辺エリア「ヒストリーパークしばやま」で行われた。
主催は「ヒストリーパークしばやま活用推進協議会」。芝山公園周辺エリアを「ヒストリーパークしばやま」と名付け、個々の文化財を一体的に活用しながら魅力発信を行おうと2024年11月に発足した。
今回のツアーは第3弾。第1弾はヒストリーパークしばやま内のガイドツアー、第2弾は芝山町の竹を使った竹灯籠作りツアーを企画した。
当日は、芝山町内外から22人が参加。2班に分かれ、ツアーが進められた。かつての門前町の旅館を巡りながら、当時の背景を説明。芝山仁王尊の門から境内に至るまでガイドした。同町は成田空港に隣接している地区ということもあり、芝山仁王尊と上空を飛行する飛行機を写真に収めるマニアも多く訪れる。
創業80年以上の「藤田商店」では煎餅焼きを体験。3代目女将(おかみ)の藤田悦子さんから煎餅焼きの説明を聞き、参加者は七輪の暑さにめげず、煎餅焼きに挑戦した。
町内から参加した堀越二三男さん家族は「芝山町に長く住んでいるが、煎餅焼きの体験は初めて。町の魅力を子どもと体験できて良かった。これから町が良くなってくれれば」と話していた。
同協議会では9月中旬に第4弾のツアーを計画している。