
「真空冷凍カレー」を製造・販売する「TOKKI(トッキ)」(白子町中里)が5月15日、白子町にグランドオープンした。
経営は河野愛里さん。2018(平成30)年にキッチンカーで開業し、日本全国を回りながらカレーを販売。現在の真空冷凍カレーの製造は長野県伊那市内で始めた。
販売する商品ラインアップは旬によって変わるが、常時6種類程度を取りそろえる。現在は、「鯛(タイ)のタマリンドカレー」「アグー豚のキーマカレー」「3種の豆カレー」「初夏のサーグカレー」「堅豆腐のカレー」「新玉ねぎのチキンカレー」を販売。地元白子産の新タマネギや、自家栽培で育てた生ラッキョウなどを使ってカレーを作る。
夫が白子町出身という縁で、2024年5月に同町へ移住。実家の農業を手伝いながら、自らも野菜の栽培を始めた。カレーを製造するためキッチンをDIYで設け、今年4月に保健所から営業許可を取得。販売体制を整えた。
河野さんは「『トッキ』の屋号は韓国語でウサギ。ウサギは野菜をよく食べるので、たくさんの人に野菜を食べてほしいという願いを込めた」と話す。「『畑と台所をつなげたい』という夢があり、近い将来、旬の野菜を使ったスパイスカレー教室も開きたい。採れたての野菜を使ったフルコースを提供する飲食店の開業も目指す」と意気込む。