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学生が地域の魅力を発信 城西国際大観光学部が情報誌制作授業をスタート

学生ら

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 城西国際大学(東金市求名)観光学部観光学科で4月6日、地域連携の実践アクティブラーニング型の演習科目「観光メディア制作基礎A」が始まった。

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 九十九里町と東金市を取材対象に、学生自身が情報誌を制作・発信する取り組みで、同演習科目を担当する金子祐介助教が教壇に立つ。

 同演習科目には日本人学生と留学生合わせて96人が登録し、当日は85人が出席した。授業はクオーター制(7週間)で完結する設計で、取材・執筆・レイアウトを経て発表まで行う。最終的に優秀作品を選出し、表彰された学生は紙面化作業にも参加する。例年、紙面の完成は11月ごろになる。

 地域の観光資源についてグループ内で意見を共有し、発表。九十九里浜の海の美しさや漁業、東金市のラーメン店の多さやイチゴ狩りスポット、道の駅などが相次いで挙がった。一方、公共交通機関のアクセスの悪さを課題として指摘するチームもあった。

 金子助教は発表を受け「課題をネガティブなままにせず、改善策を考えることが重要」と話す。3年前の授業では、バスの待ち時間に何をして楽しむかをテーマにした記事が生まれた例を紹介し、「マイクロツーリズム」の視点から地域の細かな魅力を見つけてつないでいく重要性を伝えた。

 授業の特徴の一つが、多国籍な学生構成にある。中国や韓国をはじめとする留学生が日本人と同等程度在籍しており、チーム内では食文化の違い、バレンタインの習慣の差異、建築文化の比較といった話題が自然と生まれた。金子助教は、こうした多様性を授業の強みとして捉え、「学生が自分の身内に情報を伝えるだけでも、90人が2人の親に発信すれば最低でも180人に届く」と波及効果を強調。留学生を通じた国際的な情報発信も視野に入れる。

 カナダ出身で九十九里町在住の観光学科2年のリアム秋原さんは「地域の魅力を見つけることが楽しい。将来はデザインと観光の両方を生かせる仕事に就きたいと考えている」と期待を込める。

 各チームは地域情報を事前調査したうえで取材テーマと役割分担を決め、7週間後の発表に向けて本格的な制作に入る。

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