九十九里町の飲食店「Bagus(バグース)」(九十九里町粟生)で3月29日、「九十九里粟生(あお)こども食堂」の第1回が開かれた。
主催は大山畜産こども食堂事務局。代表の大山敏弘さんは、1952(昭和27)年創業の畜産・食肉卸「大山畜産」(大阪市鶴見区)の2代目として生産から卸まで一貫して手がける傍ら、大阪を拠点にこども食堂の活動を続けてきた。
同町には20年ほど前からサーフィンで訪れ、地域と縁があり、昨年12月25日に前店舗「カレン」から店名を「バグース」に改めてオープンし、地域交流の場としても活用している。
当日は11時から20時まで開催。ピザや綿菓子作りなどの体験型コンテンツを取り入れ、子どもが大人に教わり、次回は子どもが子どもに教える参加型の場づくりを目指した。3月に誕生日を迎えた参加者をみんなで祝う誕生日会も実施。ボランティアに駆け付けた若者がギター演奏を披露するミニライブも行い、子どもから大人まで幅広い世代が交流する場となった。
「九十九里粟生(あお)こども食堂」の名称には、この場所の住所である「粟生(あお)」をそのまま冠し、同町の中で取り組みを根付かせていくという意図を込める。大山さんは「地域交流も含めて、子どもも大人も楽しんでもらえたら」と話す。今後は月1回の開催を予定し、コンサートや盆踊りなど地域イベントへの展開も視野に入れる。さらに学童保育や障害者の就労継続支援B型事業所の開設も検討しているという。
運営団体は現在、大阪の事務局が母体だが、大山さんは「今後は地元の人たちで構成するような団体をつくっていきたい」と話、同町に根ざした活動への移行を見据えている。