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「一宮うまの里」が春へ向けプラン準備 道産子馬・神楽の出産を前に新展開

出産予定の神楽

出産予定の神楽

 一宮町で乗馬・ホーストレッキング体験を提供する「一宮うまの里」(一宮)が3月27日、在籍する道産子馬「神楽(かぐら)」の妊娠を発表した。出産は3月下旬から5月上旬に見込まれる中、子馬との触れ合いを盛り込んだ新プランの準備が進んでいる。

大野さんと神楽

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 一宮うまの里は、乗馬体験や馬のブラッシング・洗浴などの「お世話体験」を組み合わせたコースを提供していたが、神楽の体調を考慮して、いったん乗馬体験プランを中断する。

 神楽は昨年8月に北海道から一宮町に移ってきた道産子(北海道和種)の4歳馬。現在妊娠中で、放牧中に自然交配したとみられるが、種付けの日が不明なため正確な予定日は分からないという。獣医師の診断も受け、おなかの張り具合などから「3月下旬から5月頭ぐらいまでの間では」と見込んでいる。馬の妊娠期間は約11カ月で、人間よりやや長い。

 出産後は、子馬が同伴できる距離と体力を考慮した新しい体験プランへと移行する予定。代表の大野さやかさんは「長距離の散歩は子馬には体力的に難しいので、触れ合いや短い散歩、手入れを組み合わせたプランを検討中」と話す。子馬には既に名前の候補がある。糸偏に「方向」の意を持つ「紡(つむ)ぐ」という字から「紡(つむぎ)」とする予定で、「地域と馬をつないで、新しい出会いを紡いでいく」という思いが込められているという。性別は出産まで不明だが、どちらでも同じ名前を付けると決めている。

 大野さんが体験を通じて伝えたいのは、馬と過ごす「今この瞬間」の価値。「生き物なので毎日反応が違うし、思い通りにいかないこともある。馬が人を乗せてくれる、初めて会った人にも関わらせてくれる。それは触れ合いでしか感じられないこと」「ルーティン化した日常からひとときを切り取り、馬と向き合う時間の中で自分を見つめ直す機会を届けたい」と力を込める。

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