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一宮学園でCAP地域セミナー 子どもの権利と地域連携を考える

権利を学ぶ

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 児童養護施設「一宮学園」(一宮町一宮)で2月7日、「子どもの権利を地域で考える 第18回CAP地域セミナー」が開かれ、地域住民や福祉関係者ら約20人が参加した。

トラウマインフォームドケアなど

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 CAPは「Child Assault Prevention(子どもへの暴力防止)」の略で、子どもが安心・自信・自由の権利を持つことを伝える人権教育プログラム。今回も同学園との共催という形で実施し、地域住民向けのセミナー形式で行った。

 「ENJOYCAP」の金田奈津子さんは「地域の施設と地域をつなぐ役割を担いセミナーを企画した。施設で暮らす子どもたちは地域で学校にも通い、一般家庭の保護者とも接点がある。まずは知ってもらい、関心を持って関わっていくことが目的」と説明。子どもの問題行動の背景にある家庭環境や社会全体の意識に目を向け、「困っているのは子ども自身。問題を起こす子どもではなく、問題を抱えている子ども」という視点の転換を訴えた。

 一宮学園の山口修平副施設長は「傷ついた子どもたちのケアには時間もお金もかかる。傷つかないに越したことはない」と予防の重要性を強調。同学園では児童家庭支援センターの開設や、中学校の制服を回収・クリーニングして地域の家庭に提供する「制服バトンタッチ」事業など、地域の子育て支援に積極的に取り組んでいる。

 参加者からは「学園に来る機会はなかなかない。情報を発信し続ける、届けることの大切さを感じた」「施設が地域と交流する機会の重要性を実感した」などの声が聞かれた。

 同学園を卒園した若者を支援する「一宮学園自立支援はじめのいっぽ後援会」の担当者は、医療費給付や新生活支援、絵本の読み聞かせなど7つの事業を紹介。「困った時には相談できるところがある、応援している、あなたは一人じゃないというメッセージを届けたい」と活動への思いを伝えた。

 山口さんは「一宮町から発信し、これをモデルにしていきたい。職員の日々の実践があってこそ発信できる」と地域との協働の意義を強調した。

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