千葉県山武市の旧山武西小学校(山武市大木)跡に3月、団体向け宿泊施設「仲間と泊まる学校 さんむ西小」がオープンする。マイナビ(東京都千代田区) 地方創生推進事業部が手がける。
同施設は、2018(平成30)年に長南町で開業した「仲間と泊まる学校 ちょうなん西小」(長南町佐坪)に続く、全国2校目の廃校活用事業。2021年3月末に閉校した旧山武西小学校を改修し、最大114人が宿泊できる団体専用施設として生まれ変わる。
準備段階の取り組みについて、現場責任者の三上奈々穂さんは「地域との関わりを重視している」という。長南町での運営では地域住民との関係構築に苦労した経験から、今回は開業前から積極的に地域に出向き、交流を図っている。清掃などの業務委託スタッフとして50~60代を中心に10人程度の地元住民が既に集まり、オープンに向けて共に準備を進めている。
施設の特徴は、教室を改装した客室や大浴場、懐かしい給食スタイルの食事など、学校の雰囲気を残しながら快適な宿泊環境を提供する点。校舎だけでなく、体育館やグラウンドも利用でき、スポーツ合宿や企業研修、ゼミ合宿など幅広い用途に対応する。
責任者の笹福太郎さんは地方創生に強い関心を持ち、「外から人を呼ぶだけでなく、地元の皆さんが地域のことを考え、魅力ある街だと思ってもらうことが持続可能な地域創生」と話し、施設内に設ける地域開放スペース「さんむ西小BASE」での定期的なイベント開催も計画している。
宿泊料金は1人7,700円~(シーズンにより変動)。貸し切りプランやシェアプランを用意し、1日最大2団体まで受け入れる。工事は2月末に完了予定で、3月のオープンに向けて準備を進めている。