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飯岡漁港で新年の乗り初め式 開港以来続く伝統行事で豊漁と航海安全祈願

大漁旗

大漁旗

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 旭市の飯岡漁港(旭市下永井)で1月2日、毎年恒例の「乗り初め式」が執り行われ、同港を停泊港とする漁船が海上で祈願した。

海へお神酒を奉納する遠藤さん

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 同式は漁師たちが航海の安全と豊漁を祈って行う船の乗り初めの儀式で、1982(昭和57)年の飯岡漁港開港当初から続く長い伝統。大漁旗を掲げた船で鳥居の前を3回回旋しお神酒で清める、地域に伝わる伝統行事。

 40年以上続く同行事は、飯岡漁港の新年の風物詩として地域に定着している。今年も多くの見物客が訪れ、新しい年の航海の安全と豊漁を願う漁師たちの姿を見守った。

 当日、漁船は操舵(そうだ)室近くに松飾りを施し、長い竹にくくられた大漁旗をはためかせながら出港。色鮮やかな大漁旗が冬の海に映え、勇壮な姿を見せた。

 港は、漁船の勇壮な姿を見ようと朝からにぎわいを見せた。他県から家族と祖父母宅へ正月帰省しているという男児(8歳)は「叔父はいつもおいしいハマグリを送ってくれる。叔父の船がかっこいい」と話す。

 海匝漁業協同組合副組合長で、「不動丸」(足川)社長の遠藤勝信さんは、刺し網漁用の漁船とハマグリ漁用の漁船に松飾りと大漁旗を掲げて出港。海へお神酒をささげて祈願した。

 「豊漁になって九十九里の新鮮な魚介を全国にお届けできるように祈ってきた。伝統行事が継承されていくためにも漁業の後継者が増えてほしい」と力を込める。

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