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多古で市民オペラ定期演奏会 プロの指導で市民が舞台に

ワイズ・オペラ・コーラスの21人が舞台に

ワイズ・オペラ・コーラスの21人が舞台に

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 多古町コミュニティプラザ (多古町多古) 文化ホールで11月16日、「Y's opera chorus(ワイズ・オペラ・コーラス)第5回定期演奏会」が開かれ、会場は約400人の来場者でにぎわった。

終演後

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 ワイズ・オペラ・コーラスは多古町と香取市を中心とした一般市民で構成され、プロのオペラ歌手とピアニストから指導を受けてオペラ公演を行っている。2013(平成25)年にスタートし、2年に1回のペースで定期演奏会を開催。今回が5回目となった。コロナ禍での中断を経て、今回も地域住民の期待を集めた。

 公演の特徴は、出演者全員が一からオペラを作り上げる点。舞台の大道具も町民による手作りで、日本語字幕を舞台上部に表示することで、オペラに不慣れな観客にも内容が理解しやすいよう工夫されている。

 初期から参加しているメンバーは「プロに教わっているので、練習に行くだけでも楽しい。大変なこともあるが嫌な思いをしたことはない。演奏会が終わり来場者の笑顔を見て、毎回やって良かったと思う」と話す。

 観覧に訪れた人は「地域の人たちが演じているのがいい。日常生活で会う人が楽しそうにしているのが見られる」と笑顔を見せた。

 多古町コミュニティプラザの職員は「プロと一般の地域の人たちが一緒になって公演するのは珍しい。地域の人が出演するから地域の人たちが見に来てくれる」と話し、2年に1度の定期演奏会と年末公演に期待を寄せる。

 2024年の昨年から年末に開催するようになった「TAKO de Freudeプロジェクト 多古で第九」は12月27日に開催予定。多古町の有志で構成された特別コーラスに加え、地元中学・高校の吹奏楽部、OB・OGとの合奏が見どころになるという。

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