ベビー・キッズ用品を対象とした物々交換イベント「ぐるり旭」が10月26日、旭の「おひさまテラス」(旭市イ)で開かれた。
参加者が持ち寄った品物を自由に交換できる物々交換会。自分が持ってきた品と誰かが持ってきた品を交換することで、不要になった物を必要とする人につなぐ。
7月27日に次ぐ2回目の開催。当日は、おもちゃ、雑貨、衣類などが種類ごとに並べられた。子どもたちはミニカーやぬいぐるみ、ブロックなどのおもちゃで遊び、大人は必要なものを探す姿が見られた。持参した物の代わりに必要な物を見つけた来場者はスタッフに声をかけ、持ち帰っていた。「物を大切に使う」という同じ思いを持つという「旭おもちゃの病院」も開かれた。
実行委員会代表の林いちえさんは、3年前にSNSで「ぐるり」の存在を知り、旭での開催を考えてきたが在庫管理の難しさから実行できなかったという。銚子のぐるり主催者・石塚佳恵さんが旭市での開催を検討していることを知り名乗りを上げた。
同じく「ぐるり」を開きたいと考えていた同市在住の鈴木春雄さんのほか近隣でそれぞれ「ぐるり」を開催している柳堀真由美さん(神栖市)、渡辺由香さん(横芝光町)も運営に協力。対象はベビー・キッズ用品に限定している。
渡辺さんは、多古町の「森のようちえん」を訪れた際に開催されていた「ぐるり」に出合い、魅力に引かれて数カ月後には活動を始めたという。「ぐるりの魅力は、人と人とのつながりも巡ること。ぐるりで見られる人と人との交流は、どこを見てもドラマを見ているよう」と話す。
林さんは「旭では季節ごとの開催を目指し、今後も続けていきたい」と話す。次回の開催は2026年1月17日を予定する。