
JA長生ながいき市場(茂原市六ツ野、TEL 0475-44-6800)は9月20日・21日、一宮町内の畑で「落花生掘り体験」を初開催する。落花生は千葉県を代表する品種「おおまさり」。
「おおまさり」は通常の落花生に比べて粒が大きく、ゆで落花生として食べると甘みが強いのが特徴。播種はゴールデンウイークごろに行い、夏場の高温と十分な日照を経て育ち、秋に収穫期を迎える。栽培は手間がかかり、特に収穫・調製作業には多くの労力を要するため、生産者の減少が課題となっている。
今回の企画では、参加者が畑に入り実際に株を掘り起こしながら、落花生の生育過程や栽培方法について学ぶことができる。収穫した株は持ち帰れるほか、掘りたてでなければ味わえない調理方法や、ゆで落花生のレシピも紹介する。
ながいき市場による農業体験は今回が初めて。ながいき市場の小林太一店長は「掘りたての落花生を味わうと、日頃食べているものがどのように作られているかを実感できる。消費者に栽培の手間や地域農業の現状を理解してもらう機会にしたい」と話す。
体験は午前(9時30分~11時)と午後(15時~16時30分)の2部制で実施。参加費は3株で3,000円。募集は先着順で、定員に達し次第締め切る。参加希望者は汚れてもいい服装での参加を呼びかけている。